リードオルガンと讃美歌
久々に音楽のご紹介です。
リードオルガンで弾きました。
この曲は、アメリカの知人からリクエストをされ、ずっと時間がなくて弾けなかったのです。今日ようやっと、録音することが出来ました。
リードオルガン修理作業
先日、あるリードオルガンの修理を手伝いました。
私は、ただ夫に向かって「がんばれ」とそばで応援するだけなのですが…。
そのオルガンはなんと大正4年に製造された、大変貴重なものでした。
中身を開けてみると、そのメーカーのこだわりや、思いが、なんとなく見えてくるのでした。
木と木に挟まれたわずかな隙間を埋めるための紙、これがまた大正時代で、紙質も厚く、書かれている文字も、興味深いのです。
かれこれ100年以上も前のものですから、カビやらススやら、大変なことになっていました。
このリードオルガンは、讃美歌を歌うために購入されたのでしょうか。
たしかにリードオルガンは、歌うのにとっても便利な楽器です。
呼吸を歌いてと合わせて歌えるからです。
讃美歌となると、神様へ賛美を捧げるのですから、楽譜を追うだけではこと足りません。
神様への感謝と祈り、そして献身の思いもお捧げするのですから、このオルガンは相当目に見えない人格があると思うのです。
讃美歌は最も難しい楽曲
讃美歌は、歌うのも弾くのも難しいのです。
4声が重なりあって、同時に和音を出すのですが、ギターコードのようにはいかず、一つずつ音が生きていて大切な役割をしています。
アルトやテノールは、内声ですが、これらの音もしっかりと書かれ歌わなくてはいけません。
なので、ソプラノだけ弾くのではなく、すべての和音のメロディを奏でる必要があるのです。
そして、呼吸です。
息を入れるようにオルガンは弾くのです。
だからただ♩を追いかけるだけでは、弾けないのです。
技術的な訓練はもちろん大事ですが、やはり繊細な楽器は、その演奏者の心も映し出すのです。
だから、気を付けていなくてはいけないのです。(自分に言っている)
神様に清められ、遣わされて、初めて奏でられるのが賛美です。感謝なのです。
ぜひ歌ってみてください
讃美歌はなぜか安心するような、メロディがたくさんあります。
ぜひ一緒に歌ってみてください。
リードオルガンの深さは、また続けてブログにまとめていきたいと考えてます。
ありがとうございます。