今のオルガンと社会情勢
今日は、函館から札幌までの日帰り往復ドライブしました。
片道約300キロです。
主人とニセコのオルガン工房で合流して、
ニセコ・札幌間は主人の運転で、とばしてくれました。
行った先は、オルガンのメンテナンスで毎年お世話になっている結婚式場です。
こちら、丘の上にあるので、すばらしい景色。
札幌を一望できます。
中はまた、石造りのような雰囲気のチャペルで、
音響がとてもいいのです。
残響が何秒くらいあるのかな、結構長いです。
オルガンは、バルコニーにあるので
お客さんは背中で、降ってくる音を感じられます。
ヨーロッパの教会と似ていますね。
そして、臨場感が半端ないです。
私は、別の用事があって、調律のお手伝いはしませんでしたが、
2名のオルガニストさんがお手伝いくださり、
本当にオルガンの音の虜になっていると、お話くださいました。
音のパンチだけでなく、その背後にある見えない神聖な方を感じているのでしょうか。
ここで結婚式を挙げるカップルも、ご親族ご友人も、本当に祝福されるのだろうな~
なんて勝手に想像してきました。
オルガンは、ハンガリー人のビルダーが製作されましたが、
残念なことに、そのビルダーは、このオルガンを製作した後すぐ、破産してしまいました。
オルガンを製作するのは、本当に大きなお金が動きます。
それでもギリギリの予算で造ろうとするから、
後々の支払い等、つじつまが合わなくなってしまうのでしょう。
特に今は、物価が上がり
みんな将来の不安があるのに、
人間的に見たら、もうどうしたらいいのか分からないのが正直なところです。
主人も今、新しいオルガンを製作していますが、
予算立てた後に、戦争やら色々な問題が発生し、
ユーロと円の価値も差が開いてしまっています。
色々悩みながらも、木を削り、オルガンのパイプを造り続けてます。
この先、何が起きるか想像もつきません。
不安ばかりが頭をよぎります。
でも、今ある現実は、本当に祈りによってあるということを、実感しているのです。
だから、どんなに大変な状況にあっても
必ず神様が導かれ、祝福されると信じきることが、
今の私に試されている信仰です。
祈る事は、本当に自分自身の心が研ぎ澄まされていきます。
今日もお疲れ様でした。
朝4:15函館出発
夜9:15函館着。
長い一日でした~。
事故なく運転出来て良かったよー。