弱みが強みに変わる時
麻ヒモでバッグを編んでいるときに、時々出てくるのが、『木の皮』です。
これは、もうどうにもならないので、一緒に編み込んでいますが、そこだけ目だったり、網目の形がそこだけ大きくなったりするのです。
作品としては、どうなのかな~、なんて思ってしまうときも多々あります。
すべてはオリジナル作品になる
皮が茶色だったら何とかなるとは思うのですが、黒い皮が入るときは、ちょっとちょっと~、とビックリするときもあります。
イメージが明るい色のバッグを編んでいたら、なおさら黒は入ってほしくないからです。
しかし、麻ヒモの運命。
一緒に編み込んでいくしかありません。
そこで全体図をみていく中で、気付いていくことがあるのです。
『これがあって、いいじゃん!いやむしろ、これがあった方が良い』
なんて、マニアックな映画監督のようなセリフが出てくるわけなのです。
そうなんです。
完璧よりも、ちょっと曲がっていたり、ちょっと色が変な所があった方が、『それらしさ』を表現できると、思ったのです。
そして、世界で一点ものの作品になる。
麻ヒモだけじゃなく、オリジナル作品はあなたそのもの
結局のところ、麻ヒモバッグだけでなく、自分自身の姿もまた、オリジナルそのものだったと気づいたのです。
ホクロやシミ、顔だけじゃなく体も。そして心や想い。
白い部分と黒い部分と両方があるからこそ、良いのです。全体像を見るときに、それが良い!と、必ずなるのです。
これ、すごいですよ。
社会の立場も、世間体も、人からどんなに見られようが、黒い部分と白い部分がある私。
何もしても、していなくても、そのままでいい。
なんか、そんなメッセージを麻ヒモを通してまでも、思わされました。
『楽しい』を見つける
麻ヒモバッグを編んでいると、本当に楽しいんです。
一つ一つの網目がそろったとき、その表情がおもしろいんです。
一つのヒモが、バッグになっていく工程もまた、楽しいのです。もし編んでみたい人がいたら、一緒にやってみましょう。
今という時代に、『楽しい』を見つけることは、難しいかもしれないけれど、自分自身の心がワクワクしてくることを、どんどん挑戦してみてください。きっと楽しいが、好きなことや得意なことに変わっていくから。
BeDuバッグは、あなたを応援していますよ。
頑張れ!